絶対音感と相対音感の鍛え方は?

相対音感と絶対音感の鍛え方についてです。

まず、絶対音感に関しては小さい頃からピアノなどの楽器に親しんで、正しい方法で鍛えていかないと習得する事は叶わないと言われています。もちろん、そのようにして鍛えていったとしても、習得できる人もいればできない人もいます。ですが、大人になってからでも相対音感に関しては、訓練次第で習得する事が可能です。

正確な音程で歌う訓練をする

楽譜を正確な音程で歌う訓練に取り組むと音感を養う事が可能です。この時、いつでも正確な音を発してくれるピアノ等の楽器を、音程のガイド役として使いつつ歌うようにしましょう。自身の中に定着してしまっている「各音の高さの幅の乱れ」を矯正していくわけです。

自分では「ドレミファソラシド」と歌っていると思っていても、普通は、レが半音ずれていたり、ファが半音ずれていたり……など、ところどころ低い音になってしまっている場合が大半のようです。

練習して正確に歌う事が可能になれば、相対音感のレベルがアップします。練習手段に関してですが、教本を活用するのがお勧めです。この教本では「上を向いて歩こう」で練習する事が可能です。

耳コピに多く取り組む

絶対音感があまりなくても、相対音感があれば耳コピをする事が可能です。裏を返せば、耳コピに取り組めば相対音感を養えるという事です。最初のうちはかなりの時間を要するはずですが、たくさんこなしていくうちに、相対音感が鍛えられていって、法則性やコツが掴めて、コピーの速度がどんどん速くなっていくはずです。

そして、まずは極めて簡単な曲から挑戦していく事が大事です。高難度の曲から始めてしまうと、すぐに投げ出してしまう事になるかもしれません。例えば、テレビのコマーシャルで聴こえた曲をその場で耳コピする、などの方法が有効だと思います。

耳コピには腰を据えて取り組んでいかなければなりません。初めのうちは、とてもそんな技能は身に付かないように感じるかもしれません。ですが、頑張っていくうちにいつの間にか行えるようになっていくはずです。投げ出さずに努力していきましょう。

耳コピの技能が身に付けば、自分のピアノの演奏にも活きてくるはずですよ。

コメントは受け付けていません。