ピアノを弾く際は腕や手首のよけいな力を抜く

プロのピアノ演奏者は、1日8時間前後は平気でピアノの練習をすると言われています。それだけ聞くとビックリするかもしれませんが、冷静に考えればそれくらいの時間は必要です。理由として、コンサートの自分の演奏の時間が1時間~1時間半ほどあるとすれば、8時間あったところで、1曲当たり数回しか練習することが叶わないからです。 さて、話は変わりますが、なぜそこまで長くピアノの練習を継続することが可能なので

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楽譜を正しく読むには

本を読む場合の「文字」。自動車を運転する場合の「交通規則」や「道路標識」。これらに沿うように考えれば、楽譜に対しては「音符」ということになります。音符を正しく読む能力がないと、作曲した人の想いを読み取ることはできませんし、大きく的を外したような弾き方をしてしまう可能性が高いです。これでは、曲の魅力や美しさが聴いている人にも伝わりませんよね。 では、ピアノ曲などの楽譜を正しく読めるようになるた

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実力より上・テンポの速い曲にはメトロノームを使う

非常にテンポの速い曲や、自分の実力よりちょっと難しい速いテンポの曲を練習することになるケースもあると思います。そのような曲を練習する際にただやみくもに練習しているだけでは、安定して速いテンポで演奏できるようには、なかなかならないと思います。そこで、メトロノームの出番です。 このようなケースではデジタル式のメトロノームを使いましょう。リーズナブルなものなら、1000円程度から購入できるはずです

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本番ではゆっくり引き出すのがポイント

練習でピアノを上手く演奏できても、本番では実力を出し切れない方も多いです。本番でも実力を発揮するためのコツは色々存在しますが、その中に「ゆっくり弾き出す」というものがあります。 ゆっくり弾き出すのが大事 入りからハイスピードな曲の場合でも、テンポを多少下げて、ゆっくりと弾き出すのです。一例として、モーツァルトのピアノソナタ第一楽章等は、初めから終わりまでテンポはほぼ一定です。となる

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8割の演奏を目指そう

1曲を練習するときは、どれくらいのクオリティを目標に掲げるべきなのでしょうか。その目標は、曲によっても演奏者によっても変わると思います。概ね演奏できたら別の曲に移る方、常に完全な演奏を目指す方、曲によって完成度がバラバラな方、ピアノの先生に考えてもらう方など、色々なパターンが考えられます。 では、どれくらいの完成度を目標として掲げると、ピアノが上達しやすくなるのでしょうか。 100

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ピアノのペダル3本の働き

ピアノには普通3本のペダルが備わっており、アップライトピアノ、グランドピアノ、各々固有の機能を有しています。 右のペダル 「ダンパーペダル」と右のペダルは言われており、音をしっかり響かせる働きがあります。 ダンパーペダルを踏むと全てのダンパーが弦から離れて、指を鍵盤から離しても、弦からダンパーが離れたままの状態で維持されるので、音を長くキープさせたり、その音を残したまま次の音

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ピアノを弾く際のフォーム

余分な力を込めながらピアノを弾いても良い演奏にはなりません。肩や腕に力を込めていないか、チェックしながら演奏するように心掛けましょう。 ピアノを演奏する際の最適なフォーム ピアノを演奏する際の基本は脱力。力を抜く事が大事です。ですが、おへそのやや下の部分にだけは力を込めるようにします。そうする事で、自然とそれ以外の部分には余計な力が入らなくなるので、そのままピアノを弾くようにしまし

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正しい指使いは上達への近道

音符を読む事はピアノを弾く上で重要です。しかし、指使いを守る事も忘れてはいけません。 ピアノの先生に指導してもらう場合は、そのピアノの先生が助言してくれたり、考えてくれたりするのですが、独学なのであれば自力で考える必要があります。曲が進行していくと、わざわざ指使いが表記される事はなくなります。ですから、最初のうちに指使いのパターンを習得しておく必要があると言えます。 なぜ指使いは重

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ピアノ練習の際の録音の大切さ

自身のピアノ演奏を客観的に確認してみるというのは非常に重要な事です。録音して何度も聴き直して、自分の演奏の良い部分や悪い部分を全て洗いだすくらいの気持ちでいる事が必要です。少し大変かもしれませんが、それに見合った価値がある行動です。ぜひ日々のピアノ練習を録音するようにしましょう。 録音の重要性と効果 いつもピアノの演奏中に自身で耳にしている音と、他人がそれを聴いた場合の音は異なりま

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ピアノの練習で意識していく3つのこと

1:程良く基礎練習に取り組む 主に「曲でない練習」の事を指して、基礎練習と言います。ピアノの場合は、ハノンで基礎練習を行っている方が大半だと思います。 「程良く」ですから、基礎練習に取り組み過ぎるのも、取り組まなさ過ぎるのも良くないという事です。特に大人になってからピアノの練習をスタートさせた場合は、時間が限られているので、すぐに曲練習に入りたくなると思いますが、この基礎練習を欠かしてはい

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