音符を読む事はピアノを弾く上で重要です。しかし、指使いを守る事も忘れてはいけません。
ピアノの先生に指導してもらう場合は、そのピアノの先生が助言してくれたり、考えてくれたりするのですが、独学なのであれば自力で考える必要があります。曲が進行していくと、わざわざ指使いが表記される事はなくなります。ですから、最初のうちに指使いのパターンを習得しておく必要があると言えます。
なぜ指使いは重要なのか?
ピアノの楽譜にはルールに沿ったベストな指使いが記載されています。これに抗うと、後々演奏し辛くなったり、どこかで音が繋がらなくなってしまいます。
ピアノ教室等で練習する場合も、指使いを意識できている方ほど上達が速いです。反対に、指使いを意識せずに、我流の変な指使いのままで進めてしまうと、そのまま定着してしまって直りにくくなるので気を付けましょう。
指使いが記載されていない曲も多い
指使いが記載されていない楽譜も多いです。特にピアノ伴奏やポピュラー楽曲の楽譜において目立ちます。最近の学校の音楽会では、J-POPを無理矢理ピアノで演奏して、それによって合唱するような場合も多いらしいですね。
そして、そもそもそういった楽曲の場合は、ピアノで演奏する事を想定しておらず、実際にピアノで演奏しようとすると、指使いについてかなり気を付けなくてはならなくなるケースも多々あります。そういった曲の演奏のクオリティは、指使いの上達具合にかなり左右されるはずです。
ペダルでカバーするのは良くない
音楽の進む方向を理解せずにペダルで無理矢理繋いでいるのか、音を指で繋げているのか(繋ごうと試みているのか)は、ある程度ピアノに親しんでいる人であれば簡単に見抜けてしまいます。
指使いを軽視してペダルで繋ぐような演奏は、いかにも初心者じみていて、良い演奏には聴こえないので、心当たりがある場合はすぐに改めて下さいね。