「エチュード」を日課にする

練習曲のことを指して「エチュード」と言います。エチュードには、トンプソン、ツェルニー、ハノン、バーナム、等々、様々な教本が存在しています。ピアノが上手くなりたいのであれば、このようなエチュードで毎日練習することが大事です。

実際、プロのピアノ演奏者は毎日必ず何時間も練習しているようです。プロのピアノ演奏者であっても、それほど頑張って練習する必要があるわけですから、私達一般人が練習を怠っていては、ピアノが上達するはずがありません。ですから毎日欠かさず練習して、ピアノを上達させていきましょう。そこで最も重要になってくるのは、エチュードの練習です。

エチュードを頑張る意味

エチュードを頑張ることには、どのような意味が含まれているのでしょうか。基本的には、運動選手が実践している「筋トレ」「柔軟体操」、そして、試合に近い感覚に慣れておくための「実践的トレーニング」と似たような意味があると言えると思います。

ピアノのエチュードでは、主に以下のようなことをしていくことになります。

・力強いタッチを習得する
・指を正しく速く動作させる技術を習得する
・可能な限り指を広く大きく動作させる技術を習得する
・スタッカートやレガート等の奏法の練習

これらに加えて、フレーズの歌い方等の練習や、強弱の弾き分けなどが含まれているケースもあります。

トータルで言えば、ピアノのエチュードで「指を自由自在に動かせる」ようになることを目指すことになります。指を自由自在に操れるのであれば、どんな難しい曲でも即ピアノで演奏できるようになります。エチュードでは、そのための技術を身に付けていくことになります。

エチュードの練習時のポイント

ピアノのエチュードを練習する際は、主に以下の2つのことに気を付けるようにしましょう。

1:決めた回数分、毎日練習する

弾くことが可能になった場合でも、次のレッスンまで毎日練習することが大事です。5回~6回程度は少なくとも弾く必要があると言われています。また、どれほど多忙でも絶対に1度は弾くように心掛けましょう。

2:たびたび立ち返って練習する

一度弾くことが可能になったからと言って安心してはいけません。何回も繰り返して弾くことが重要です。ですから、たまに今まで練習したエチュードを一括で復習するようにしましょう。ペースとしては1ケ月に1回くらいが目安すると良いと思います。そして、可能であれば数曲ごとにまとめて演奏するようにしましょう。

復習の際、弾けなくなっているところが見つかった場合は、そこにウエイトを置いて練習していくことが大事です。

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