ピアノ発表会であがらない対策

自身のピアノ演奏を録画・録音する

スマートフォンなどでも録画・録音は可能なので役に立つと思います。音質はそれなりですが、行わないよりは行った方が良いでしょう。録画・録音するとなると自分にプレッシャーを掛ける事ができるので、ピアノ発表会に向けてメンタルを鍛える事ができるはずです。そして自身のピアノ演奏を客観的に聴いてみると、ほとんどの人は驚くはずです。

音楽的な抑揚の無さにも気付くはずです。強弱や客の運びにも目を向けて、自分のピアノ演奏を磨いていきましょう。当然、出来るならば録音よりも録画の方がより良いです。自信がピアノを演奏している姿を想像しながら練習すると新しい事にも気付けるはずです。指の形や、姿勢、身体への力の加わり方なども見ておきましょう。

心拍数を高めてみる

ピアノの演奏会ではプレッシャーが掛かって心拍数が高まっているはずです。腹筋など軽い運動をして、心拍数を高めてからピアノの演奏をしてみましょう。これで、演奏会の時のコンディションに近づける事が可能です。本番であがらないための対策になりますね。そのコンディションからリラックスしてピアノを弾いていくと、徐々に心拍数が安定して、平常心になっていくのが自分でも分かるはずです。

また「今からピアノを弾くんだ!」というような気合いを入れずに、なんとなく椅子に座ってピアノを弾くような練習も有効です。メンタルがどんな状態であったとしても一定レベルの演奏が行えるようにしていくのです。ピアノ発表会の本番であがらないためにも、様々なコンディションでピアノの演奏を始める事を取り入れていきましょう。

様々なピアノを使ってみる

グランドピアノが大半のピアノの発表会においては使われるはずです。ですから、電子ピアノで訓練しているのであればアコースティックピアノで普段の練習を行うようにしましょう。電子ピアノの場合は、弾くタイミングを間違えても問題なく音が出る場合もありますが、アコースティックピアノだと、タッチの強さや打鍵の速度次第で、音が出ない事があるからです。

どれだけハイクオリティな電子ピアノで練習していたとしても、電子ピアノというものの構造の関係上、これは回避できません。友人に貸してもらったり、練習室のものを使ったり、楽器店のものを使ったりして、しっかり慣らしておきましょう。アコースティックピアノで訓練しているという場合でも、様々なピアノで練習する事は有意義です。

グランドピアノとアップライトピアノでは、弾く人間の目の前にある風景も変わります。それに「音の聴こえ」も変わってくるはずです。やはり可能であれば、グランドピアノでも訓練をしておきたいところです。また、グランドピアノとアップライトピアノでは、譜面台の高度も変わりますので、特に楽譜を見て演奏するのであれば、慣れておいた方が安心です。

そもそも発表会の本番であっても、ハイクオリティなピアノで演奏できるという保証はありません。ですから、普段から様々なピアノで練習しておくようにしましょう。

人前で練習する

本番に合わせて、人前で練習するのも良いでしょう。一人でも観客がいると「ミスをしたくない」「少しでも良い演奏がしたい」「良い姿を見せたい」などと考えてしまって、普段通りの演奏ができない可能性が高いです。

ですが、とりあえずはそれで構いません。その時にミスした部分は、本番でもミスをする可能性が高いので、重点的に練習しておきましょう。つまりは、自分のピアノ演奏の弱点を見つける事ができるという事です。人間を用意できないのであれば、ぬいぐるみ、ポスター、人間の写真など、「両目」があるものを準備しましょう。それだけでも自分にプレッシャーを掛ける事が可能です。

身体を温めてリラックスする

手が冷えている状態だと、指の動きがおかしくなって、ピアノ演奏会の本番で普段通りの演奏ができない可能性が高いです。冬は当然ですが、夏の空調によっても指がおかしくなる場合があるので、手袋、マフラー、上着、貼らない形式のカイロなどを用意して寒さ対策をしましょう。

また、ピアノ演奏のちょっと前に、ショウガ入りの紅茶を飲んだり、ショウガ湯を飲んだり、葛根湯と摂取したりしておくと、身体の内部からポカポカになる事が可能です。そして、舞台袖などで軽く体操しておくのも良いでしょう。前方に手を伸ばして手首の辺りで交差させ、肩を前方から後方、後方から前方に回転させると、肩甲骨周辺の筋肉が柔らかくなって、体温がアップします。

 

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