ハノンで身に付けるべき技術

「ハノン(ここでは全訳ハノンピアノ教本の事)」は、ピアノに親しんでいる人であれば必ず知っているはずです。ハノンの基本コンセプトは「指を鍛えるためのフレーズ集」といった感じであり、あまり「ピアノで音楽を奏でる」という感じにはなりません。そのため、ハノンを嫌っている方も大勢いるようです。(ハノンを好んでいる方も同じくらい多いようですけどね)

そんな無機質な印象のあるハノンですが、実際には嫌いであろうが何であろうがピアノ演奏を上達させたい人は、ほとんど導入しているようです。それだけ優秀な教材ということでしょう。

ハノンで習得すべき技術は、その人の現在の実力によって変化すると言われています。各指の独立性が低い初級者、初心者の場合はそれを意識して練習していくことをお勧めします。

一音一音をできるだけ意識して、「この指で弾いた音だけ妙に弱くなる」といった弱点を無くしていけるように頑張りましょう。速度に関してはまだあまり気を付けなくても構いません。とにかく、指を自分の意思通りに動かせるようになる事を第一に考えて取り組んでいきましょう。

中級者の場合は、どんなフレーズでも音の大きさを一定にできるようにしていくのが主な目標になるはずです。特にテンポの速い部分で(本来不必要な)音の強弱が発生してしまうと、聴いている人からすると結構気になるものです。

ですから、各指で均一に音が出せるように訓練していきましょう。ハノンには、たくさんの指の動作のパターンが盛り込まれていますから、自身の欠点を発見してカバーしていくのが容易だと思います。

ちなみにハノンには、1~3部までがあります。ですが、初級者までは2部まででOKだと言われています。

ハノンだけに時間を使う事でもできないでしょうから、毎日一定時間だけ練習するようにすると良いかもしれません。おすすめは「10分」です。そして「今月上旬はここからここまでを頑張る!」などと範囲を定めておく事も重要です。目的意識が薄いまま、何となく練習いてもピアノは上達しません。

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