ピアノの独学で習得が難しい技術とは

表現力

他人にピアノの演奏を聴いてもらわないと、自身にどの程度の表現力があるのかはほとんど分かりません。ですから、独学の場合は表現力が身に付きにくいです。

プロの演奏などをムービーで見れば、ある程度イメージは出来るかもしれませんが、やはり実際の演奏を見る事が一番重要です。どんな感情を乗せて演奏者は、演奏しているのか。演奏者が作りだす音が、どのように空間を満たしているのか。これらは、ムービーだけではなかなか見えてこない部分です。

強弱

音量についてのテクニック(フォルテ、クレッシェンドなど)も身に付けるのは困難です。これも、他人にその場で演奏を聴いてもらって、助言してもらわないと分かりにくい部分です。自分一人では、強弱が付けられているのか否かなかなか判断ができないはずです。

録音して自分で聴いてみるというのも手ですが、音量等を絶対的に判断するのは、よほど良い録音機材があったとしても困難だと言われています。

また、他人のピアノ演奏を確認するのも非常に良い事です。これは何もクラシック的なピアノに限った話ではありません。バンドピアノ、ポップス、ジャズピアノ等、様々な分野のピアノ演奏を聴いてみて下さい。「ピアノにはこんな世界もあるのか」と驚く事になるかもしれません。近年はムービーサイトなども多くなっていますから、色々なジャンルのピアノ演奏を観る事が容易にできるはずです。

ですから独学の場合も、自分の知らない分野のピアノ演奏を聴いてみるようにしましょう。きっと自分のピアノ演奏にも良い影響を与えるはずです。

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